気になる年金受給額!いったいどのくらいもらえるの?



3階建ての年金制度

 

 

日本の年金制度というのは3階建ての構造になっています。原則、20歳以上~60歳未満の日本に居住する国民は、国民年金(受給段階では老齢基礎年金と呼ぶ)加入が必要で、つまり強制加入となります。

 

資格期間が25年以上となった人が65歳になった時に1階部分となる老齢基礎年金を受給できます。民間のサラリーマンや公務員の場合は、企業や組織が厚生年金や共済年金に義務として強制加入しなければならないルールになっています。

 

この場合、自動的に強制加入している1階部分の老齢基礎年金と、それに加えて2階部分となる老齢厚生年金、退職共済年金を受給できます。他にも、任意の選択ですが、個人では国民年金基金や確定拠出年金に、任意加入し、掛金を拠出し、老後に給付することもできます。

 

企業でも同様に、従業員に向けた各種企業年金に任意加入して掛金を拠出、老後に給付することもあります。

 

また、勤務先とは関係なく、個人の選択として個人年金と呼ばれる年金保険に加入している人もいます。

 

障害者の場合には障害年金があり、死亡した場合にも遺族年金があります。

 

ちなみに国民年金の保険料は、平成17年(2005年)の4月から毎年280円ずつ引き上げられており、一応、平成29年(2017年)度に、月額16,900円で固定する計画となっています。

 

厚生年金保険料の方は、平成16年(2004年)10月から、やはり保険料率が毎年0.354%引き上げられており、平成29年(2017年)9月に18.3%で固定する計画となっています。このように保険料負担はじわじわ上っているのです。